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ハムやソーセージに含まれる避けたい食品添加物と安心して食べるためのポイント

ハムやソーセージは子どもから大人まで幅広い世代に好まれる人気の食材です。

しかし、いろいろな種類の食品添加物が使われており、健康への懸念やアレルギー反応など、なるべく避けたい食品添加物が入っていることも多いのはご存知でしょうか。

ハムやソーセージによく含まれる食品添加物の種類、避けたい理由や安心して食べるためのポイントをご紹介します。

ハムやソーセージに含まれる代表的な食品添加物

ハムやソーセージでよく見られる代表的な食品添加物は以下の通りです。

<ハムによく入っている食品添加物>
・リン酸塩(Na)
・調味料(アミノ酸等)
・カゼインNa
・酸化防止剤(ビタミンC)
・発色剤(亜硝酸塩Na)
・着色料(コチニール色素)

<ソーセージによく入っている食品添加物>
・調味料(アミノ酸等)
・リン酸塩(Na))
・保存料(ソルビン酸K)
・酸化防止剤(ビタミンC)
・発色剤(亜硝酸Na)

この中でも、なるべく避けたい添加物とその理由をご紹介します。

1、 リン酸塩(Na)
お肉の結着や、保水性のために使用され、パサつきを抑えて柔らかい食感にしてくれます。

リン酸塩は私たちの体にも多く存在しており歯や骨の形成に必要な物質ですが、摂り過ぎてしまうとカルシウムや鉄の吸収が阻害され、骨がもろくなったり貧血を引き起こしたりすることもあります。

ハムやソーセージだけでなく多くの加工食品に入っているため、普段の食事で加工食品をよく食べている方は特に注意しておきたい添加物です。

2、 カゼインNa
水と油を均一に混ざりやすくしてくれる効果があり、肉や脂肪や調味液がよく混ざるよう品質の安定のために使われます。

カゼインは牛乳に含まれるタンパク質の1つなので、乳アレルギーの方は注意が必要な添加物です。

3、 亜硝酸塩Na
ハムやソーセージの鮮やかなピンク色を保つために発色剤として使われます。また、ボツリヌス菌などの微生物の増殖を防ぐ効果もあります。

しかし、他の食品や添加物と結合することで強い発がん性物質をつくる不安があります。

4、 ソルビン酸K
微生物の増殖を抑制し腐敗を防ぐため、保存料として使われます。

発色剤である亜硝酸と組み合わさると発がん性物質を作る疑いがあります。

また、高い防腐・殺菌作用があることから、私たちの体に棲み免疫に関わる腸内細菌への影響も不安があります。

5、コチニール色素
赤色の着色料で、変色を防ぎ色合いをよくするために使われる食品添加物です。

エンジムシ(中南米原産の昆虫)から得られる天然色素で、食品だけでなく医薬品や化粧品など幅広く使用されています。

急性アレルギー反応があった事例もあり消費者庁が注意喚起をしているため、アレルギーに不安のある方は避けた方が良い添加物です。

▲原材料名を確認しましょう

ハムやソーセージを安心して食べるためのポイント

1、熱湯で軽く洗う
ウインナーの場合は、切れ目を入れてからお湯の中で1分程度ゆで、ハムは15秒程度お湯の中でふり洗いをすると添加物が流れ出てくれます。完全に除去するのは難しいですが摂取量を減らすことができます。お湯は使わずに捨てましょう。

2、 シンプルな原材料のものを選ぶ
食品添加物の知識がない方でも、どれが食品添加物なのかが分かる表示になっています。

商品パッケージの裏面に書いてある原材料表示欄に、原材料(食材)のあとに「/」などの記号でまとめて書いてあるため、確認してみてください。

シンプルな原材料がベストですが、先ほどご紹介した避けたい添加物が入っていないか、知らないカタカナのものが入っていないかをチェックしましょう。

3、 賞味期限が短めの商品を選ぶ
賞味期限が長いことで常備できるメリットもありますが、それだけ保存料などの添加物が使用されていることを忘れてはいけません。賞味期限が短い商品は、添加物の使用を抑えている可能性が高いので、より安全です。

4、 無塩せきのものを選ぶ
ハムやウインナーを作る工程の中には「塩せき」といって亜硝酸Naなどの発色剤を含む調味液に原料を漬け込む製法があります。それに対して「無塩せき」は、発色剤を使用せずに作ったものを言います。

ただし、結着剤や保存料などの他の添加物を使用している可能性はあるため、原材料の一覧をよく確認する必要があります。

まとめ

食品添加物は、私たちの生活では完全に避けることは難しいため、原材料表示から読み取り添加物の少ない、または無添加の商品を選ぶことや、熱湯でのふり洗いをするなどして少しでも摂取量を減らしていきましょう。

また、使用できる種類や安全な量の基準が国で決められているため食品添加物を極端に避けることはありません。健康への悪影響やアレルギー反応があることを知った上で、健康を守りながら安心して楽しめる食品選びをしていきましょう。

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