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無呼吸症候群のサインに気付く!効果的な対処法と健康リスク

「ガッ、ガッ、ガッ」
(息が詰まってる感じ)


数十秒から数分後に、


「ガアァァァーーーー」
(一気に呼吸を吸う)

ご家族やパートナーなどでこのようないびきの方いませんか?

もしいたら、そのいびき「睡眠時無呼吸症候群」を疑って病院へ診察に行くよう勧めてください。

ただのいびきと思うかもしれませんが重度の無呼吸症候群の場合「5年生存率は84%、8年生存率は60%」というデータがあります。

その様な怖い睡眠時無呼吸症候群ですが治療により次の日から劇的に改善することが期待できるのも特徴のひとつです。

睡眠時無呼吸症候群のいびきは独特です

睡眠中に上気道(のど)が狭くなり呼吸が困難で、重症度に応じて数十秒から1分以上呼吸が止まってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群の場合、

息を吐いてから数十秒から1分以上の間

呼吸が止まります。

通常、息を吸って1分程度息を止めるとそれなりに苦しいと思いますが、無呼吸症候群のケースでは息を吐いてから数十秒から1分以上息が止まるということを想像しただけでも体への負担は大きいと分かると思います。

寝てい間に以下のサイクルを繰り返してます。
①息を吐く。
②「ガッ、ガッ、ガッ」で息を吸おうとするが上気道が狭く吸えない。
③脳が目覚めて「ガアァァァーーーー」と一気に息を吸う。

このような①~③のサイクルを睡眠時に繰り返し、満足に睡眠が取れず健康に対する様々な影響が発生します。

日常生活への影響

睡眠不足により日常では以下のような影響があります。
・起床時に眠気がのこり体がだるい。
・起床時に頭痛がある。
・夜中に何度も目が覚める。

・口呼吸のため寝起きでのどが渇く
・寝ても寝ても疲れがとれない(慢性的な疲労感)。
・代謝が落ちて太りやすい。
・気づいたら仕事中に寝てしまう。
・日中の集中力がないため単純ミスが多い。

常に睡眠不足の状態ですので、通勤途中の電車の中やちょっとした隙間時間などでは、ついうとうとして寝てしまうことが多いはずです。時には大事な会議中に寝てしまい大失態をしてしまった例もあります。重度の睡眠時無呼吸症候群を患っているため、仕事のパフォーマンスが下がり、仕事上の信用を失い落ち込んでいる方も多いのではないでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群からの合併症

睡眠時無呼吸症候群は、慢性的な疲労感など日常生活への影響もありますが、長期的に睡眠時無呼吸症候群を患うと様々な合併症が発生すると言われています。それが前述の「5年生存率は84%、8年生存率は60%」というデータに繋がります。

以下のような合併症のリスクがあると指摘されています。
・心筋梗塞
・脳卒中
・生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)

ぜひ病院で検査を!

もし無呼吸症候群と思われた場合、ぜひ病院で検査を受けてください。睡眠時無呼吸症候群の検査について、「簡易検査」と「精密検査」の2種類があります。どちらの検査が良いかは病院の先生に相談して決めてください。もし中等度以上の場合なら「簡易検査」でも睡眠時無呼吸症候群と診断結果とされることが多いです。

【治療について】
検査結果で中等度以上・重症ならCPAP(シーパップ)の治療となります。このCPAPとは睡眠時にマスクを着用して機械からマスクへ空気を送り込み睡眠時の呼吸をサポートします。デメリットとしては慣れないマスクを着用するためCPAPに慣れるのに時間がかかります。その他の治療方法としてマウスピースや喉の手術などありますので病院の先生と相談してください。

▲CPAPの使用イメージ

このCPAPの効果が凄いのです!今まで無呼吸症候群で辛かった寝起きが、CPAPを使うことで次の日からすっきり改善することができます。その凄すぎる効果で「熟睡ってこういうこと?」って別世界のような今までとの違いを実感することができます。

健康の基本は睡眠です。そして熟睡すれば日々アクティブな生活を送れることもできます。もし無呼吸症候群の疑いがある方はぜひ病院へ!

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