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白目のアイツと脳空フルネス|健康本08

もう3月かー、でもお正月はまだ終わってない!終わらせない!

お正月が抜けずぼんやりしている私の目を覚ますどころか白目にしちゃう「瞑想本」を見つけました。

はい、はっきり言ってタイトル&デザイン買いです。

表紙のテキスト「頭をからっぽにする」と、「白目のアイツ」が気になって手を出しました。でも…ほんの出来心だったんです…。

その気になる白目のアイツですが、ヘアスタイルも奇妙です。
パッと見たところ【七三分け】(7:3)のように見えますが、よーく見ると【七〇分け】(7:0)!なんと裏表紙では白目を閉じて【〇七分け】(0:7)に!?

瞳を閉じて 君を想うよ(平井堅 ‧ 2004年)、どころじゃないよ!

ちなみに七三分けの髪型を貫いている芸能人には、中井貴一さんなどがいます。

白目のアイツに対して言いたいことは尽きないのですが、

さっそく「白目本」じゃなかった「瞑想とマインドフルネス本」の紹介にいってみます。

▲「頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる」

今回ご紹介する本頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きるは、イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタントにして元仏僧という(怪しげな!?)経歴を持つアンディ・プディコム氏によって書かれた本です。

本書はビル・ゲイツが2018年につづき、 2020年も読んでおくべき1冊として推薦した本として「瞑想」に興味を持つ方には必読本となっております。(怪しげなんて書いてごめんね)

▲「瞑想にずっと懐疑的だった私だが、いまではできるだけ時間を見つけて、週3回は瞑想している」---ビル・ゲイツ

さて、「瞑想」は分かるけど、タイトルにある「マインドフルネス」ってなあに?なあに?

ChatGPTに質問してみたら「マインドフルネスは、今この瞬間に意識を集中し、無駄な判断や反応をせず、ただ「あるがまま」に物事を受け入れる状態です。」と言われたよ… えっ?よく分からないけど「あるがまま」でいいのね。

ついでに「瞑想」と「マインドフルネス」の違いですが、瞑想は静かに心を落ち着けるための練習の一つであり、マインドフルネスは日常的に実践する「心のあり方」のことのようです。

よく分からなくて、序盤で半分白目。

こうなったらどんどんいくしかない!本を読んでいくことで、きっと理解できるハズ!

この本は瞑想とマインドフルネスに対するアプローチがシンプルかつ実践的です。

とくに「10分間の瞑想」は取り入れやすいかも!

それに瞑想の初心者にも親しみやすく、瞑想を日常的にやってみる方法も書かれたりしています。

内容は理論的で難解すぎず実際に瞑想をやってみるための具体的な説明も多いため、瞑想をはじめたい人やはじめたばかりの人にもおすすめできそう。

この本では瞑想を通じて心の健康を取り戻すだけでなく、「マインドフルネス」を意識的に日常に取り入れられるようになることを目指しているそうです。

▲「忙しい人に必要なのは、エナジードリンクではなく瞑想だ。」(フェルミ漫画大学)YouTuberもおすすめしているし、ラジオDJもおすすめしているみたい。

瞑想を通じてマインドフルに生きるための実践的なアプローチを提供しており、各章で具体的な瞑想法や思考法を紹介しています。

章ごとの内容は以下のような流れになっています。

序章: 瞑想とマインドフルネスの紹介
瞑想やマインドフルネスが何か、なんで?どうして?それが重要なのかを説明。

第1章: まずは「からっぽ」を知るために
瞑想の基本的な方法や注意点を紹介。10分間の瞑想を日々の習慣にする提案とか。

第2章: 10分間瞑想をはじめる前に
瞑想の誤解を解く!精神を安定させる基礎の呼吸法や意識集中のテクニックとか。

第3章: 10分間瞑想をはじめてみましょう
瞑想中に浮かんでくる思考や感情に過剰に反応しないための考え方とか。

第4章: 「10分間瞑想」を日常にするためのヒント
食事や仕事など日常的な場面でのマインドフルネスのヤリ方やヒントだよ。

第5章: マインドフルネスの極意
ついにここからマインドフルネス発動!瞑想を深めて進化させる方法とか。

第6章: 日々をマインドフルに過ごすために
溶けてしまったアイスクリームが教えてくれた!? 食べながらエクササイズ!?

第7章: マインドフルネスのキーワード
「人生をどうみるか」他社とのコミュニケーションからうまく生きる知恵まで。

第8章: マインドフルネスで人生を好転させた体験談
他人から見たら幸せなのに…隣の芝生は青い!? 几帳面シングルマザーやセラピー猛者も登場。

+訳者あとがき

メリット:
・瞑想を続けることで、心の雑音を減らし、平穏を得ることができる。
・マインドフルネスを実践することで、ストレスや不安を減らし、リラックスした状態を保てる。
・意識的に今に集中する練習を通じて、集中力や自分の思考をコントロールする能力が高まる。
・自分の感情に無理に反応せず、冷静に観察することができるようになるため、感情の波に振り回されにくくなる。

デメリット:
・瞑想を日常生活に取り入れるには、10分定期を確保する必要があり、忙しい生活の中で実行し続けるのが難しい場合もありそう。
・はじめて瞑想を行うと、思考が次々に浮かんで集中するのが難しいと感じることがある。慣れるまで時間がかかるかもしれません。
・即効性を感じにくい場合があり、実践を続けても最初は成果が見えにくいかも。

▲マインドフルネスのイメージです。

瞑想とマインドフルネスを実生活に取り入れ、心をリセットするための実践的な手引きとなるので、日常的に活用しやすい本となっています。

手に取りやすいポップな表紙と内容(でも本の中にはイラストや図などほとんどありません。)のため、私のような初心者にもわかりやすいです。

日々のストレスを軽減して心の平穏や健康を得るための手助けになるかもしれません。

そして、からっぽだとばかり思っていた私の頭の中を白目になって覗いてみたら、
そこにはなんと「お酒」や「おかし」への欲望がパンパンに詰まっていたのでした。

頭の中がパンパンになりすぎたら、まずは「何もしない」ことからはじめてみよう☆

カラダだけじゃなく頭の中も健康でいたいよね、ということが分かったような気のする本なのでした。これで表紙のアイツに近付けたかな。いつかアイツと一緒にお酒を飲みたいな!

白目になって 君を想うよ

おしまい。

▲ではまた次回のコラムでお会いしましょー(白目)!


<今回ご紹介した本>
頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる
アンディ・プディコム (著), 満園 真木 (翻訳)

【著者プロフィール】
アンディ・プディコム
イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタント。元仏僧。大学在学中に僧を志しアジアに旅立つ。~略~「瞑想を誰にとっても身近なものにし、なるべく多くの人に瞑想にしたしんでもらいたい」との理念をもち活動に励んでいる。本書はビル・ゲイツが2018年につづき、 2020年も読んでおくべき1冊として推薦、世界各国で 刊行されベスト&ロングセラーとなっている。

【訳者プロフィール】
満園真木(みつぞの・まき)
翻訳家。青山学院大学卒業。主な訳書に「アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス」、「死体は?をつかない全米トップ検死医が語る死と真実」(ともに東京創元社) 、「大切な人を亡くしたあなたに」、「生きるための選択少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った」(ともに小社)などがある。

出版社:辰巳出版
発売日:2020/9/19
言語:日本語
単行本(ソフトカバー): 256ページ
寸法 : 2 x 12.8 x 18.8 cm

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