サラダ油はヘルシーで健康的なイメージで一般的に広がりました。
最近では、サラダ油に含まれる「トランス脂肪酸」を摂りすぎると悪玉コレステロールが増え、動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めるという研究報告について知られるようになりました。
サラダ油は安価で手軽に使えて、さとさらっとしてべとつかないメリットがあります。
ですがサラダ油が原因で認知症が発症するという様々な研究まで示唆されるようになりました。
今回はサラダ油の成分や健康への影響、そして認知症のリスクを軽減するためにできることを探ってみます。
サラダ油とは?
一般的に「サラダ油」と呼ばれる油は、キャノーラ油、トウモロコシ油、大豆油などの植物油を混ぜた製品です。 サラダ油は高温調理にも適しており、手軽で多用途のため炒め物や揚げ物などに使われてます。しかし、その製造過程では、油を精製するために化学薬品が使用されることが多く、これが健康にどのような影響を考慮するのかが議論の対象となっています。
日本の認知症発生率はトップクラス
日本の認知症発生率は先進国のなかでトップクラスです。原因は明確ではないですが、現在のようにサラダ油を大量に使うようなったのは戦後まもなくからです。そもそもサラダ油に含まれているトランス脂肪酸は、人体に影響があるということで、アメリカをはじめ様々な国が使用禁止になっています。日本の認知症発生率は何かしらの食生活に起因しているのではないかと思われます。
サラダ油と認知症の関係
高熱で加熱されたサラダ油に含まれる「ヒドロキシノネナール(アルデヒド)」が体内で分解されず蓄積していき神経細胞や臓器、脳機能にダメージを与えることが分かっています。その結果、脳の炎症や酸化ストレスの原因となり、認知症リスクを高める原因の一つとされています。
気を付けるべき点
脳と体の健康を保つためには、サラダ油の摂取量を意識して減らし、脳に良い油を選ぶことが大切です。
・良質な油を使うこと
オリーブオイル、ココナッツオイル、ココナッツオイル、エゴマ油・亜麻仁油など良質な油を選択しましょう。
・外食でも注意
外食の際、揚げ物を食べる機会もありますが、ほとんどの飲食店では安価なサラダ油を使用しています。出来る限り外食では揚げ物を控えるほうが良いでしょう。
・加工食品にもサラダ油
スーパーで並んでいるお惣菜、スナック菓子やクッキーなどサラダ油を使うのがほとんどです。それらを何気なく食べることは多いかと思いますが、そのような日常でもサラダ油を口にしていることが多くありますので注意が必要です。
まとめ
サラダ油には、トランス脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれているため健康への影響そして認知症リスクが高まる可能性があります。
日常の油選びには良質な油を選択するようにしましょう。
意図しないで外食や加工食品でサラダ油を摂取する場合もあるので、サラダ油を100%避けることは不可能です。なるべく外食などの揚げ物等に気をつけて、自宅では良質な油で料理するなど日々の意識が重要となります。