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無添加!手作り麺つゆが万能だった…

スーパーに行けば濃縮タイプからストレートタイプまでさまざまな「麺つゆ」の商品が並んでおります。

ですが市販の麺つゆをよく見ると、砂糖、甘味料、保存料、化学調味料などが含まれていることが少なくありません。

もちろんそれらがすべて悪いというわけではありませんが、素材そのものの味を楽しみたい方や小さなお子さんに安心して食べさせたい方にとっては気になるところでしょう。

そこでおすすめなのが「手作り麺つゆ」です。一度作ってみると、そのおいしさと万能さに驚きます。麺つゆは、だしと調味料の組み合わせで簡単に作ることができます。

手作りすれば好みの味に調整でき、余計な添加物も入りません。

さらに、一度作って冷蔵庫に保存しておけば、さまざまな料理に使えてとても便利なのです。

今回は「手作り麺つゆ」の魅力と、活用法についてご紹介します。

出汁から作ろう

手作り麵つゆを美味しく作るためには出汁から取ることです。

・水 300ml~500ml
・昆布 1片
・かつお節 10g程度

①昆布を水と一緒に鍋に入れて30分以上置いておきます。

▲昆布は軽く水洗いして鍋にいれてください


②中火にかけて沸騰直前で火を止めて、昆布を取り出す。

▲気泡が出てきたらそろそろ火を止める頃です


③かつお節を入れて沸騰したら火を止める。

▲火を止めてから2分程度そのままにしておいてください

④出汁をこす。

▲もしキッチンペーパーを使えばキレイにこすことができます

これで簡単に出汁を取ることができました。

▲薄黄色く出汁が取れました

麵つゆを作ろう

麺つゆに必要な調味料は「しょう油」「酒」「みりん」のみ。

出汁100mlに対して「しょう油」「酒」「みりん」それぞれ大さじ3杯ずづつが目安です。
※もし出汁300mlなら調味料はそれぞれ大さじ9杯ずづつとなります。

また、出汁の量を半分にすれば2倍濃縮タイプの麺つゆとなり料理の味付けとしても使い勝手が良くなります。
※麵つゆとして使う場合は、水を足してください。

濃い目が好きならしょう油の量を増やしたり(その逆ならあっさり)、甘さを控えたいならみりんの量を減らしたりお好みで調整してください。

①鍋に取り出した出汁を入れる。
②調味料を入れて3分程度沸騰させ酒のアルコール分が飛んだら手作り麺つゆが完成です。

▲出汁に調味料を入れて沸騰させるだけ

たったこれだけで美味しい手作り麺つゆが作ることができました。

▲完成した手作り麺つゆ

手作り麺つゆの魅力

1、安心・安全
自分で選んだ素材だけで作るので、添加物を気にせず楽しめます。特に子どもの食事に使う場合、安心感は大きなポイントです。

2,好みの味に調整できる
甘めが好きならみりんを多めに、キリッとした味わいが好みならしょうゆを増やすなど、家族の味覚に合わせてアレンジ可能です。

3,経済的
市販の麺つゆを頻繁に買うと意外にコストがかかります。手作りならまとめて作っておけるので、経済的にもメリットがあります。

4,料理の幅が広がる
麺類以外にも、煮物や炒め物、丼ものの味付けに使えるのが大きな魅力です。

▲作り置きして容器に入れておけばいつでも使うことできます

手作り麺つゆが万能すぎる…

麺つゆなので、そばやうどんなどの麺つゆに使うのは当然ですが、その他アレンジで様々な料理に使うことができます。

・煮物や炒め物に
肉じゃが、筑前煮、きんぴらごぼうなど、和食の定番料理に大活躍。しょうゆや砂糖をいちいち計る手間が省け、手作り麵つゆだけで味付けができます。

・豚肉の生姜焼き
豚肉を焼いて手作り麵つゆと生姜を入れれば豚肉の生姜焼きになります。

・親子丼
親子丼の食材に手作り麺つゆで味付けをすれば美味しい親子丼になります。また、カツ丼にも応用できるでしょう。

・ドレッシング
手作り麺つゆと練りごまをまぜるとノンオイルのドレッシングになります。

・その他
卵かけご飯に少量たらしたり、豆腐や冷ややっこのかけだれに。天ぷらのつゆとして活用できます。アイディア次第で様々な料理に活用することができます。

手作り麺つゆは、まさに「万能調味料」と呼ぶにふさわしい存在です。

▲練りごまを混ぜてノンオイルのドレッシングに

まとめ

市販品が便利なのは間違いありません。

しかし、一度手作り麺つゆを作ってみると、そのおいしさと万能さに驚くはずです。だしの風味がしっかり効いて料理全体のレベルが一段上がります。

さらに安心・安全で経済的。忙しい毎日の中でも作り置きして冷蔵庫で保管しておけば手間もかけずに料理に活用することができます。

「手作り麺つゆは万能だった…」――まさにその言葉どおり、和食はもちろん洋風や中華にも応用できる、家庭の隠れた万能調味料です。

ぜひ一度試してみてください。

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