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抜く?四毒抜きのすゝめ|健康本15

あれ?もう2025年10月?えっ、昨日までお正月じゃなかったけ?
さてやってきました今回のコラムは、Amazon「アレルギー内科学」カテゴリーでベストセラー1位!(2025/09/26現在)
あの”人気YouTuber"も紹介している「四毒抜きのすすめ」という本をご紹介します!

どうやら「四毒」の読み方は「よんどく」じゃなくて「しどく」らしいよ!

ところで、本の著者がどんな人?四毒とは?→本の内容紹介→四毒抜きのメリット・デメリット→YouYuberたちの反応→まとめといった流れでコラムを書いていきたいと思っていますよ。

▲「四毒抜きのすすめ 小麦・植物油・乳製品・甘いものが体を壊す」吉野敏明 (著)

吉野敏明氏は、歯科医師であり医学博士としても活動している人物です。歯科口腔領域だけにとどまらず、栄養学や予防医療に関心を広げ、健康情報を積極的に発信しています。歯と体の健康をつなげて考える点が特徴で、「食と生活習慣が病気をつくる」という視点から著作や講演を行っているみたいです。

この本が提示する「四毒」とは以下の4つの食品群を指します。

1.【小麦】(パンやパスタ、加工食品に多い)
2.【植物油】(サラダ油など精製されたオメガ6系油)
3.【乳製品】(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
4.【甘いもの】(砂糖・お菓子・清涼飲料水)

著者はこれらを「現代人の体を静かに蝕む毒」と表現し、摂取を控えることが健康のカギだと主張しております。

▲「13kgやせた!」「不眠症が3日で治った」「超健康」とは!?

まずはメリットから!

・腸内環境が整いやすく、アレルギー症状や不調が改善する人もいる
・体重コントロールや集中力維持に役立つ可能性がある
・食生活への意識が高まり、自然と「加工度の低い食事」を選ぶようになる

そして、デメリットも!

・制限が厳しく、日常生活での食事の選択肢が減る
・家族や外食での付き合いが難しくなる
・科学的根拠に賛否があり、すべての人に効果があるとは限らない
・栄養不足に陥る可能性があり、バランスを工夫する必要がある
・小麦は日本人は大昔から食べている(Amazonレビューより)

このあたりで多角的な検証のため有名YouTuberたちの反応も紹介しておきますね!

健康系や食事改善をテーマに活動するYouTuberの間でも、やっぱりこの本は取り上げられています。

肯定的な意見としては、、、
「四毒をやめたら体調が改善した」「シンプルで分かりやすい健康法」とかあります。

一方で懐疑的な意見もあります。
「科学的根拠がやや弱い部分もある」「極端な食事制限はリスクがある」

こうしたことから総じて、専門家視点の批評と「チャレンジしてみた」という実践者レビューとが入り混じっているといった印象です。

検索で「四毒について私の意見を正直に話します」という高須クリニック・高須幹弥さんのYouTubeチャンネルが出てきたので、動画内のコメントをピックアップしてみました。


「四毒について私の意見を正直に話します」【12分05秒あたり~】コメント内容を一部抜粋

主食をひとつの食材だけひたすらたべつづけるってのは体によくない
っていう可能性があるんで
やっぱり人間っていうのは「雑食」の生き物なので
「いろんなものから食べるっていうのが一番無難で安全」
栄養もバランスよくとれるっていうのがあります。

略 (ry

食事、体に合うか合わないかは個人差がすごく大きいんですよ
で、人種による差がすごく大きいんですよね。

有名なのはアルコールですよね、アルコールって日本人でだいたい4割くらいの人はもう受け付けない、体に悪いんです。

あとは、海藻ですよね。
日本人って海苔とかわかめを生で食べても消化して、栄養を摂取できるんだけど
欧米人だったり多くの人はそれができなくてそのまま消化されずに流れてしまう。

これは日本の島国において海に囲まれた地域においてずーっとそういうもの食べ続けてきてそれを消化するその腸内細菌を体の中に得ているわけですよ。

それを、代々受け継いできてるわけなのでそういう地域による差、人種による差、っていうのはすごく大きいですよね。


ということをおっしゃっておりました。

あっ!そうそう!

私の知り合いの"某有名YouTuber"も「【四毒抜き】5日間チャレンジで体はどう変わる?」という興味深い動画で「四毒抜き」にチャレンジしているのでチェックしてみてくだいいねっ!ねっ!

(↑そのチャレンジ動画でいきなりお酒(毒?)を食らいにいくケアラ編集長のほとばしる闘魂に感動したならば、ぜひチャンネル登録ボタンをポチっとおねがいします☆)

さてさて本書の「四毒」は一見「絶対に避けるべき害」とされています。

でも、栄養学的に見ると小麦や乳製品、糖質、油脂はもともと人類の食生活を支えてきた要素でもあります。

「摂りすぎれば毒、工夫すれば薬」じゃない?かなと思っているけど、どうなんでしょう・・・。

著者はあえて「毒」と呼ぶことで強めの注意を喚起していますが、読者としてはそのメッセージを丸ごと飲み込むのではなくて、「どの程度なら自分に合うのか」「なにを減らすと調子が良くなるのか」とかとか実験的なアプローチで取り入れていく柔らかい視点や方法こそが大切だと感じています。

ケアラ編集長もYouTubeでやっていたように、実際にチャレンジしてみて自分に合うのか合わないのかを見極めていくことが=「自身の体質」(誤解を恐れずに言うと「自身のルーツ」)への理解へと繋がっていくような気がしています。

「毒薬変じて薬となる」「毒をもって毒を制する」という考えもあるよ!

毒は使い方次第で有害にも有益にもなる、といったように「毒」だからといって見向きもしないのはちょびっと切ないので、お豆腐のような柔軟な頭(お豆腐ヘッド)でお豆腐の角に突っ込んでみるような受け止め方が健全と言えるのではないのでしょうか。

たまには「抜いたり」「抜きそうで抜かない」「半分だけ抜く」「抜くつもりで抜かない」「抜かないつもりで抜く」「いつの間にか抜かれていた」「あれ?晩ご飯たべたっけ?」くらいのバリエーションを持ちつつ、「毒」との付き合い方のバランスを考えていくのがいいのでは?

と、すこしだけ毒を吐きつつ、そろそろコラムの終わりへと向かいます。

この本についてまとめると「四毒抜き」というダイナミックな切り口で現代食の問題点を示し、健康意識を高めてくれる一冊となっています。
ただしその効果には人によって合う合わないもあって、参考にする際は「全部やる」より「できる範囲で取り入れる」くらいが現実的かもしれません。

個人的には「毒をもって毒を制する」や「POISON」の語感が好みです。

ときにはひつまぶしを覆い尽くすほど山椒をぶちまけてシビレたい夜もあるじゃない!にんげんだもの。

すっかりお腹がへってきたので・・・

最後にあの名曲を歌って〆といきましょう。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ(さあ一緒に!)
POIS (ry

《ドラマ『GTO』主題歌 / 赤ちゃんが泣き止む曲》POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~【反町隆史】作詞:反町隆史 / 作曲:井上慎二郎 「Live ver.」歌詞付 (YouTubeより)

自分らしさずっといつでも好きでいたい OH OH

自分らしさとは? 次回「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」でお会いしましょう。

▲「食の洗脳」と「食の伝統」は別ものです。

<今回ご紹介した本>
四毒抜きのすすめ 小麦・植物油・乳製品・甘いものが体を壊す
吉野敏明 (著)
出版社:徳間書店
発売日:2025/6/18
単行本(ソフトカバー):224ページ
寸法:18.8 x 12.8 x 1.6 cm

<著者について>
吉野 敏明(ヨシノ トシアキ)

銀座エルディアクリニック院長。歯科医師・歯周病専門医、歯学博士、鍼灸漢方医の家系11代目。作家、言論人、医療問題アナリスト。日本誠真会党首。 1967年、神奈川県横浜市生まれ。93年、岡山大学歯学部卒業。東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第二講座入局。医療法人社団誠敬会理事長、医療法人十字会松見病院(現晴生会東京病院)理事長などを経て、2022年から現職。 著書に『国を癒す医師』『ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!』(ともに青林堂)、『医療という嘘』(ビオ・マガジン)など多数。 YouTube 吉野敏明チャンネル(https://www.youtube.com/@yoshinodo)登録者数46万人 吉野敏明政経医チャンネル(https://www.youtube.com/@yoshinoseikeii)登録者数15万人 Facebook  https://www.facebook.com/toshiaki.yoshino.9 登録者数6万5000人 (※すべて2025年5月現在)

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