★2025★明けましておめでとうございます
★明けましておめでとうございます★あけおめ★ましでと★ことよろ★しもしく★
ケアラ読者の皆さまは年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?
年明け2025年1回目のおかしコラムです。お正月気分がまったく抜けていませんのであしからずお願いいたします。
年末はケアラ編集部のコラム(クリスマス特集!ケンタッキー風!フライドチキン!家庭で作ってみよう!)を読んでフライドチキンを食べまくり、お正月はおもちと揚げあられ「ビーバー」(北陸製菓)をたくさん食べながら日本酒を飲んでお腹がハレツしそうです。
みなさんも楽しいお正月をお過ごしだったことと思います。
そんなお正月のことで私おかしが一番気になっているのは・・・
ケアラの読者さまが見た「初夢」です!
ということで、2025年1回目となるおかしコラムは「睡眠」「眠り」にまつわる本をご紹介します。
あなたの身体を知らず知らずのうちに蝕む睡眠時間不足による「不健康の負債」を、「睡眠」により帳消しにしちゃう本のタイトルは、
「スタンフォード式 最高の睡眠」!
スタンフォード推し本
「スタンフォード式 最高の睡眠」の著者は、突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の主たる発生メカニズムを突き止め、2005年からスタンフォード大学でSCNラボの所長に就任し睡眠・覚醒のメカニズムを研究している西野精治さんという方です。
睡眠研究の総本山とも呼ばれたりするスタンフォード大学の最先端の睡眠研究から得られた「最適な睡眠方法」を教えてくれている本なのです。
ひとことで説明すると「最初の90分が勝負!」とか、「寝る前のルーティンが大事!」といったポイントが繰り返し書かれています。
科学的根拠と実践的アドバイスが合わさっていて、「251ページ」のボリュームがありますので、寝る前の睡眠導入本としてもおすすめです。
ちなみに、スタンフォード大学は、アメリカでも最も入るのがむずかしい大学の1つです。およそ偏差値は80以上(!!)と言われています。学力・権威至上主義にとっては、水戸の黄門さまの印籠くらい効きのあるかもしれない大学名だと言えそうです。
スタンフォード式は敵なしなのか
さてここで、この本のメリット・デメリットと合わせてAmazonレビューを添えてみます。
まずはメリットから!
1.科学に裏打ちされた知識
情報がこれでもかと押し寄せ、「これって本当なの?」と思う間もなく、実験結果や研究データで圧倒されていつの間にか説得されちゃいます。
2.誰でもできるシンプルな方法
無理なく取り組める改善策が多く、特に「睡眠前の30分間ルール」は人気のようです。
3.仕事のパフォーマンスUPに直結
良質な睡眠の重要性をこれでもかと教えてくれるので自己改善欲が自然と湧いてくるようです。
Amazon★5レビュー(一部抜粋)
「睡眠する技術。睡眠が少ないと感じている人の必読書。」
「信ぴょう性の低い情報の否定などもしてくれている。正しい睡眠に関する知識を得る図書として最もおすすめだ。」
「丁寧な睡眠を心がけたくなる本」
「読みやすく欲しい情報が集約されていて時間の無い方にもオススメです。」
「睡眠の質を上げたいならば、とりあえず「入浴」」
「ぐっすり寝るための下準備をしなさい、と」
お次はデメリット!
1.細かいルールにプレッシャー
「あれもダメ、これもダメ」と思うと逆にストレスで眠れなくなる人もいるかも。
2.若干の繰り返し感
メインのポイントが強調されすぎて、何度も同じ話を聞いている気分になる。寝ためにはちょうどいいかも!?
3.万人受けするかは微妙。孤高のスタンフォード!
本格的すぎる科学情報に興味がない人にとっては少々難解かもしれません。
Amazon★1レビュー(一部抜粋)
「睡眠の最初の90分が大事!!ということを本一冊かけて説いています。」
「いきなり「スタンフォード偉い」論から入る「低俗本」」
「何度も何度も同じこと書く「繰り返し本」「スカスカ本」」
「この本のせいで不眠症気味になりました」
「ありきたり。スタンフォードという言葉を借りて大きく見せているだけでは?」
「ネットで検索して見つかるネタ以上のものはありません。」
スタンフォード式の視点とは?
「スタンフォード」の全面推しによりその本質が分かりづらくなっていますが、簡単に例えるならこの本は「睡眠のコーチングブック」。
寝る前にスマホを触ることを「悪」とし、湯たんぽを持ち出してくる鬼コーチのアドバイスにはちょびっと草が生えました。
スタンフォ―ド式を改めておさらいすると、最高の睡眠には寝はじめの90分=黄金の90分がとても大事で、睡眠前にしっかり睡眠の準備をして睡眠の深さを最大化させる!その深さこそが睡眠の質!睡眠時間も最低6時間は確保してね!とのことです。
睡眠の質を高めるために必要とのこと。
・夕食は遅くても就寝の1時間前までに済ませる
・入浴は寝る90分前に済ませる
・靴下を履いたまま寝ない
・寝る前にはスマホ・タブレット・PCを使用しない(ブルーライト自体の影響は小さいが、操作が脳を覚醒させる)
・いつも同じ時間、場所、照明状態、室温、服装で寝る日々を繰り返し「ルーティン化」させる
・起きる時はアラームを2つの時間帯で設定(レム睡眠で目覚めるための対策)
・朝は必ず太陽の光を浴びる(睡眠と覚醒は表裏一体のため、朝の覚醒状態から整える)
といったように、科学的な理論に基づくノウハウが丁寧に語られます。
そこまで徹底する!?
でも、この徹底ぶりが逆にクセになるんです。読めば読むほど、「私の睡眠ってヤバかったのかも」と気付かされることになり、もはや改善しない理由は残っていないのです。むにゃむにゃ。おまけに眠くなってきた!これぞスタンフォード式!
最高の睡眠のために
全体的には、睡眠に真剣に向き合う人にとっては最高の一冊ですが、良くも悪くも「スタンフォード」がひとり歩きして万人受けとは言い切れないという印象でした。
でも、本を読んでいると眠くなるので、睡眠導入本としておすすめです。
ぜひ楽しみながら読んで、睡眠改善を試してみてくださいね!
ではでは、睡眠の質を高め過ぎて幽体離脱しないようにね、良い夢みてね☆彡 おやすみなさいーzzz
<今回ご紹介した本>
スタンフォード式 最高の睡眠
西野精治 (著)
出版社:サンマーク出版 (2017/2/27)
発売日:2017/2/27
言語:日本語
単行本(ソフトカバー):251ページ