「メリークリスマス!」本日はクリスマスイブですね!クリスマスは心が浮き立つ特別な時間です。
プレゼント交換や家族でのディナーなど素敵な時間を楽しむという方も多いのではないでしょうか。もしくは日々のお仕事に追われてクリスマスどころじゃないとという方もいるでしょう。
クリスマスの過ごした方は様々ですが、クリスマスの夜に冬の澄んだ空気の夜空を見上げてみましょう。広がる星々を眺める「星空観察」は、心に深い癒しと感動を与えてくるはずです。
イルミネーション散策の途中やご自宅のテラスから夜空を眺めると星が最も美しく輝くこの季節、クリスマスの夜空を眺めながら宇宙の壮大さを感じてみませんか?
星空観察がもたらす心の癒し
星空を眺める時間は、ただ美しさを楽しむだけでなく、心を落ち着け、自分と向き合う貴重なひとときです。広大な宇宙を見上げると、日々の悩みが小さく感じられることもあります。また、家族や友人と星空を見ながら語り合う時間は、絆を深める素晴らしい機会でもあります。
冬の星空を彩る代表的な星座
冬の夜空には、ひときわ目立つ星々や美しい星座が数多く輝いています。その中でも注目したいのが、「冬の大三角形」です。この三角形は以下の三つの星で構成されています
・オリオン座のベテルギウス
オリオン座は、冬の夜空で最も探しやすい星座です。中央にある三つの星が一直線に並んでいる「オリオンの帯」を見つけたら、その左上に輝く赤みがかった星がベテルギウスです。この星は、地球から約640光年離れた赤色超巨星で、非常に大きな恒星です。
・おおいぬ座のシリウス
夜空で最も明るい星、それがシリウスです。オリオン座の左下に視線を移すと、その輝きをすぐに見つけられるでしょう。シリウスは約8.6光年という比較的近い距離にある恒星で、その白く強い輝きは古代から「冬の明星」として知られてきました。
・こいぬ座のプロキオン
シリウスとベテルギウスを結ぶ線の途中、やや左上にあるのがプロキオンです。この星は黄色がかった白い輝きを持ち、地球から約11光年離れたところにあります。
これら三つの星を結ぶと、冬の夜空を象徴する大きな三角形が浮かび上がります。この冬の大三角形を目印に、他の星座を探すのも楽しいでしょう。
※1光年とは?
1光年は、光が1年間に進む距離のこと。地球1周が約4万kmで光は1秒間に地球を7周半します。1光年を距離に換算すると9兆4600億kmになります。
クリスマスに見ておきたいその他の星座
・ぎょしゃ座
冬の星空を代表する星座の一つで、五角形のような形をしています。その中でも特に明るい星が「カペラ」で、黄色く輝くこの星は地球から約42光年離れたところにあります。カペラは、冬の星座を探す際の良い目印にもなります。
・おうし座とプレアデス星団(すばる)
おうし座は、オリオン座の右上に位置し、特徴的な「V字型」の形をしています。この星座の中で最も明るい星がアルデバランで、オレンジ色に輝く赤色巨星です。また、おうし座の近くには「プレアデス星団」があります。プレアデス星団は肉眼でも7つの星が見えることから、日本では「すばる」と呼ばれてきました。双眼鏡を使うと、より多くの星々を確認することができ、その美しさに感動することでしょう。
・双子座
双子座は、プロキオンの近くに見える星座で、二人の兄弟が肩を並べたような形をしています。その中でも、カストルとポルックスという二つの明るい星が目立ちます。ポルックスは黄色い輝きが特徴的で、双子座を見つけるための目印になります。
星空観察を楽しむための準備
星空観察をより快適に、そして楽しくするための準備も忘れずに。
・冬の寒さにご注意
冬の夜は冷え込みが厳しいため、厚手のコートや手袋、帽子、ブランケットなどを準備しましょう。また、暖かい飲み物を用意しておくと、寒さが和らぎます。
・観察場所を選ぶ
街明かりが少なく、空が広く開けた場所が最適です。郊外の公園や高台、川辺などがおすすめです。もし自宅で観察する場合は、ベランダや屋上でライトを消すだけでも、意外と多くの星が見えることがあります。
・星座図や星空アプリを活用
初めて星座を探す方には、スマートフォンの星座アプリが便利です。画面に空をかざすだけで、現在見えている星座を教えてくれるので、誰でも簡単に楽しめます。
今年のクリスマス、星空を見上げると冬の夜は寒いですがココロは暖かな気持ちで満たされる、そんな忘れられない一夜になりますよ!