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年末年始に観たい、健康について考える3本のドキュメンタリー映画|3選

年末年始は、家族や仲間と食卓を囲む機会が増え、どうしても食べ過ぎてしまいがちです。生活リズムも乱れ、「ちょっと体が重いな」と感じている方も多いのではないでしょうか。

でもこの時期、無理にリセットしようとする必要はありません。運動や食事制限を始める前に、まずは知ること」「考えること」から始めてみる。そんな穏やかなスタートにぴったりなのが、健康をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

今回は、年末年始にぜひ観てほしいケアラお勧め3本を厳選してご紹介します。

私たちは、何を食べているのだろう

「フード・インク(Food, Inc.)」

毎日の食卓に並ぶ食品は、とても身近な存在です。でも、その食品がどのように作られ、どんな背景を持っているのかを、私たちは案外知りません。

『フード・インク』は、食品産業の仕組みを通して、「食べる」という行為が社会や環境、そして私たちの体とどうつながっているのかを見せてくれます。

この映画は、何かを否定したり、極端な選択を勧めたりはしません。ただ、「知ること」の大切さを静かに伝えてくれます。

観終わったあと、原材料表示を少しだけ丁寧に見てみたくなる。そんな小さな変化で十分なのだと思います。

体は正直に反応する

「スーパーサイズ・ミー」

とても有名なドキュメンタリーですが、改めて観ると、年末年始の今だからこそ感じることがあります。

監督自身がファストフードを食べ続けることで、体と心にどんな変化が起きるのかを記録したこの作品。

極端な実験ではありますが、「食べたものが体をつくる」という当たり前の事実を、これ以上ないほど分かりやすく教えてくれます。

怖がらせる映画ではありません。むしろ、「体は、ちゃんと教えてくれているんだな」そんなふうに感じられる一本です。

健康は、体だけの問題ではない

「Heal(ヒール)」

この映画が伝えているのは、健康は症状だけで測れるものではないということ。

思考、感情、ストレス、人との関係。そうした目に見えないものが、体に影響を与えていることを、医師や研究者、体験者の言葉を通して丁寧に描いています。

「治そう」と頑張りすぎるよりも、「自分は今、どんな状態なんだろう」と立ち止まること。

忙しい日々でも、自分自身にやさしく目を向けられるよう、そっと寄り添ってくれる映画です。

最後に

それぞれアマゾンビデオで観ることができす。

この3本に共通しているのは、「こうしなさい」と押しつけてこないこと。

ただ、問いを投げかけてくれます。

・自分は何を食べているのか
・その選択は、自分の体と合っているのか
・どんな生き方をしたいのか

年明けから何かを変えようとしなくても大丈夫。映画を観て、気づいたことを心に置くだけでいい。

年末年始は、整える準備の時間。体を責めず、心を急かさず、映画とともに、静かなリセットをしてみてはいかがでしょうか。

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