【界面活性剤って何?】
界面活性剤とは油にもなじみやすく水にもなじみやすい物質のことです。界面活性剤の用途としては、石鹸をはじめとする洗剤の主成分でもありボディーソープやシャンプー、食器用洗剤など油汚れを落としたり、食品としては油と水分が良く混じるように界面活性剤を用いています。食品の場合は界面活性剤を乳化剤と呼びます。
天然由来の界面活性剤も存在していて大豆から「大豆レシチン」や卵黄から「卵黄レシチン」などがありますが、現在流通している製品類には化学的に生成された合成界面活性剤を使用しいいます。
ボディーソープやシャンプー、食器洗など界面活性剤のおかげで汚れをキレイに落としてくれますが、界面活性剤が肌に直接触れて洗い流すことで、私たちに必要な油分も流れたり常在菌を殺菌して肌荒れなどの原因の可能性があります。口に含まないから安全と思いますが、実は皮膚より界面活性剤が浸透して徐々に人体に影響を及ぼすと言われます。最終的に毒を処理する肝臓に界面活性剤が届き、肝臓に負担がかかり肝臓障害を起こす可能性もあります。
そして、界面活性剤が食品に含まれているケースも多くあります。有名な話ではラクトアイス。ラクトアイスはパーム油と乳化剤(界面活性剤)と水そして砂糖を混ぜて白濁させた食品です。その他、マーガリン、バター、マヨネーズなどに乳化剤が含まれます。
【界面活性剤から身を守るために】
食器洗い洗剤、洗濯用洗剤、柔軟剤、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー、コスメ、歯磨き粉、食品などなど、日々の生活には合成界面活性剤であるれています。そのような生活環境ですが、出来る限りの防御策で界面活性剤フリーの日々を送りましょう。
①そもそもボディソープをつかわなければ?!
関節や気になる個所のみボディソープを使い、基本的にボディーソープや石鹸を使わないのはいかがでしょう?40度程度のお湯なら体の汚れや汗など洗い流すことができますし、そもそも皮膚には皮膚を正常に保つ常在細菌があり、ボディーソープや石鹸で常在菌を落としてしまうことも問題です。常在菌のバランスが壊れたときに皮膚のトラブルに発展すると言われています。
②無添加の洗剤やコスメを使う!
ボディーソープや石鹸、歯磨き粉から乳液等、ドラックストアには合成界面活性剤フリーの洗剤やコスメを販売しています。価格は少しだけ高目ですが無添加の洗剤やコスメの使用なら安心です。
③食器洗いの際にはゴム手袋を!
食器洗いの洗剤は洗浄力が強いので手荒れで悩むかたも多いと思います。手荒れなどの原因ですでに実践している方も多いと思いますが、食器洗いの際にはぜひゴム手袋の使用をおすすめします。
④乳化剤を含む食品を食べない!
アイスクリーム美味しいです…
食パンにマーガリンは必須です…
そこをあえて、健康に気を付けるのであれば極力それらを口にするのは控えましょう。それらの食品は時々自分へのご褒美に程度にしましょう。